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笑顔なき保護者面談は90%失敗に終わる

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先生、子どもたち、親、どの立場でも、「保護者面談ウェルカム」なんて人は少数でしょう。

先生は保護者に何か言われないかと戦々恐々とし、子どもたちは学校でのことを先生から親に伝えられてしまうのではとビクビクし、親は我が子のことで先生に呼び出されたかのような感覚で来校する。たいてい、そんな感じです。

保護者面談は、学校(先生)と保護者(親)が連携して子どもを育てていくうえで、とても重要な場なのです。だからこそ、みんなが互いに「何を言われるんだろう」とドキドキしてしまうのです。

今回は、保護者面談が緊張と不安に支配される場とならないように、そして、円滑に保護者面談が進めるための重要なポイントを紹介します。

 

保護者面談では、顔を合わせた瞬間に笑顔になるべし!

まず、最も大切なことは、

笑顔です。

「1に笑顔、2に笑顔、3・4がなくて、5に笑顔」と言っても過言ではありません。

保護者面談を時間通りにきちんと進める先生、保護者面談を全く苦と思っていない先生、保護者面談で子どもたちの重要な情報を聞き出せる先生っていますよね。

そういう優秀な先生の保護者面談は、たいてい面談中に笑いが起こっています

もちろん時間内ずっと笑いが起こっているわけではありません。10~15分の面談で、先生も保護者も笑顔で話をしている場面が必ず1回以上あるということです。

では、なぜ、笑顔(笑い)が大切なのでしょうか。

 

保護者面談で笑顔が大切な5つの理由

先生も保護者も緊張が和らぐ

笑顔は、笑顔を引き出します。逆に、厳格な態度は、相手に警戒心を抱かせます。

我が子は学校でどんな感じなのだろうと不安に思っている保護者が、教室のドアで担任の先生と顔を合わせたとき、笑顔で「こんにちは」とあいさつされるのと、真顔で「こんにちは」とあいさつされるのでは、印象が180°違ってきます。

笑顔であいさつされれば少し気持ちが楽になりますが、真顔で(怖い顔)であいさつされたら、私なら「やべーーーー、なんだこの緊張感!!」と心は乱れまくってしまいます。

保護者は面談で来校する時、どこか「学校から呼び出された」気分になっているところがあります。(実際はそんなことはないのですがね。)

だからこそ、

「○○さん、こんにちは。わざわざお越しいただいてありがごうございます。さ、どうぞどうぞ、中へお入りください」

全力の笑顔で、丁寧にあいさつ&案内をすることが大切です。

保護者の緊張が和らぐと、担任の緊張も和らいできて、互いに話やすい環境となります。逆に、妙な(無駄な)緊張感から、話しづらい雰囲気となってしまうと地獄ですので気をつけましょう。

 

共通の話題で共感する瞬間をつくる

人と人との距離がぐっと近くなる時は、どんな時でしょうか。

それは、互いに考えていたこと、感じていたことに共通点を見つけた時です。

友人関係、恋愛関係を築く時にも、互いの共通点から話が盛り上がった経験ありませんか?

その経験を、保護者面談でも活かせばいいのです。

ただし、保護者と結ぶのは「信頼関係」です。極端に言えば「この先生、うちの子のことをよくわかってくれてるわ(見てくれてるわ)」と思ってもらえれば、あとはどうとでもなります。

自分の子どもの長所を話してきたら、「学校でも・・・・」と、その長所が学校でも発揮されていることを伝えましょう。

自分の子どもの短所を話してきたら、「なるほどなるほど、学校でもそういう場面がありますね」と、自分(担任)もすでに見抜いていましたよという受け答えをしましょう。もちろん、具体例があると、なお良いです。

そして、信頼関係構築を加速させるために、短所の話も長所の話も笑顔で受け答えしましょう。短所に対して笑顔? と疑問に思うかもしれませんが、保護者が我が子の短所を話すとき、その内容は子どもたち全般に言えることが多いです。

忘れ物が多い・片付けができない・集中力が足りない・やるべきことを後回しにする・勉強しない

「こういうのって当てはまる子はたくさんいますので、(笑顔)そこまで深刻にならなくて大丈夫ですよ♪」ということを、間接的に伝えてあげましょう。

ただし、あまりにもディープ(深刻)な内容には要注意です。

保護者「なんだか、最近、私のお財布からお金を抜いてるみたいなんです」

先生「なるほど、大丈夫ですよ。子どもの時にはよくあることですから(笑顔)」

これは、まずいですよね(笑) 深刻な悩みか否かの見極めは肝心です。

 

話にメリハリをつけられる

笑顔で子どものことを話している途中に、

「実はですね、、、、(真剣な顔)」

と、話を切り出すと、保護者は「なんだろう」と真剣になって聞いてくれます。

保護者の中には、「面談なんて世間話をしにいくところでしょ」という感覚の方も少数ですがいます。

そういう保護者には、突然の笑顔から真顔への切り替えは効果的です。

緊張と緩和。うまく切り替えながら面談を行うと、保護者の満足度はかなり上昇します。

「緊張してなんだかうまく話せなかったし、先生が言ったこともあまり覚えてないわ」

「ずっと楽しい話だったけど、あんまり役に立つ話はなかったわね」

とならないように気を付けましょう。

 

待機している保護者の気が楽になる

面談をしている間、次の保護者(時には次の次の保護者も)が廊下で待機していますよね。

待機している保護者は、どんな雰囲気で話しているのだろうと気になってしかたがないのです。

もちろん、廊下側のドアや窓は締め切っているので、教室内で話している内容を聞き取ることはできないのですが、聞き耳を立てているのは間違いないです。

そんな時、教室内から笑い声が聞こえてきたら、保護者はすこしリラックスできます。

なんだか、良い雰囲気で面談しているんだなぁ、と。

さらに。

面談を終えた保護者には、ドアのところでお礼をいいますよね。そのやり取りを見て、次の保護者はどんな雰囲気なのかを想像しています。

前の面談中にも笑い声が聞こえ、終わった後の様子でも和やかな雰囲気を感じられれば、気を楽にして面談に臨むことができます。

面談の雰囲気作りは、ひとつ前の面談中から始まっているのです

 

面談以後にも自然と情報が集まってくる

自然と笑顔が出てくる面談を行うことができれば、その後に自然と子どもたちの情報が集まってくる可能性が高まります。

つまり、面談で話しやすい雰囲気を感じた保護者が、積極的に情報提供してくれるようになるのです。

面談で築いた信頼関係が、「先生に相談してみようかな」「これは先生に報告した方がいいかな」といった保護者の行動を引き出しているのです。

担任が知っている子どもの情報、保護者の情報、地域の情報って、思っているよりも少ないです。

「あの先生になら、話してもいいかな」と思ってもらえている先生は、ものすごい[st_af id=""]情報をもっています。

情報は、子どもとの関係、同僚との関係、管理職とのやりとりなど、教員としての仕事すべての場面で役に立ちます。

保護者面談で信頼関係を築いて、学校の情報強者になりましょう。

 

まとめ 面談を90%成功させる秘訣は「笑顔」

笑顔なき面談は90%失敗に終わります。

  • 担任も保護者も緊張し、伝えるべきことをうまく伝えられない。
  • 担任に対して、保護者が話しづらい雰囲気を感じてしまう。
  • 話が止まって、気まずい雰囲気が流れる。

⇒ 結果的に、保護者から話を聞き出せないし、信頼関係を築きづらい。

 

笑顔ある面談は90%成功します。

  • 笑顔が緊張をやわらげ、話しやすい雰囲気をつくる。
  • 話しやすい雰囲気は、その後のどんな場面でも引き継がれる。
  • 面談後にも、保護者からの情報が自然と入ってくる。

⇒ そもそも、面談が苦でなくなる。

 

笑顔ある面談で、有益な情報を仕入れ、保護者との良好な関係を築きましょう!

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